2012年4月27日金曜日
クリストスの愛撫の仕方
宋美玄医師(産婦人科医)は、男性たちが女性を満足させる愛撫ができない大きな理由の一つに、「女性器の構造についての無理解」があるのではないかという。“女性器における最大の性感帯”であるクリトリスは、「ヒクヒクと同じテンポで愛撫」するようにアドバイスする。
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昨年の『週刊ポスト』12月17日号では、私の監修のもと、女性3000人を対象に「女性器の中で最も感じる部分はどこですか?」というアンケートを行ないました。その結果、「クリトリス」と答えたのは実に74.2%。対して「膣内」と答えたのは20%ほど。つまり、女性にとって身体のうちで最も敏感かつ快感を得やすいポイントは「クリトリス」なのです。
クリトリスの神経の数は男性器の約2 倍ともいわれ、非常に敏感です。愛撫の際には、非常に繊細な扱いを心がけなければなりません。
【1】まずは下着の上から、ゆっくりと前後にさするようにして優しく愛撫してあげること。
指とクリトリスが共に乾いた状態では、摩擦が強すぎて女性にとっては痛いだけです。クリトリスそのものを触るのは、ラブジュース(愛液)が出てきてからにしたほうがいいですね。
【2】クリトリスの包皮を無理に剥こうとしないこと。
女性のクリトリスは興奮してくると自然と包皮から露出してくるケースがほとんど。十分に湿らせた指や舌で、柔らかく触ってあげてください。クリトリスがヒクヒクと脈打つようになったら、オーガズムが近いというサインです。しかし、ここで一気に絶頂へ導こうとして指の動きを激しくしてはいけません。そのヒクヒクとした動きと同じテンポで愛撫すると、オーガズムに導ける可能性が高まります。
【3】「単調に、一定のリズムで」がクリトリス愛撫の基本です。
突然愛撫のスピードやリズムが変わることによって、女性が違和感を感じ、フッと我に返ってしまうことがあるのです。また、「挿入中」もクリトリスの愛撫を続けると、より深い効果が得られます。これは医学用語で“ブリッジ”と呼ばれるテクニックですが、男性が膣内にペニスを挿入した状態で、クリトリスが絶頂に達すると、男女ともに強い快感を味わえるのです。
【プロフィール】ソン・ミヒョン/日本性科学会会員。大阪大学医学部卒業。著書『女医が教える本当に気持ちのいいセックス』(ブックマン社刊)は35万部の大ベストセラー。
※週刊ポスト2011年2月11日号
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